薬局コラム 分包紙について
こんにちは、薬剤師の木村です。
皆様のお宅では、生活雑貨の消耗品をどのくらい備蓄しているでしょうか?
私は先日コーヒーメーカーのフィルターをうっかり切らしてしまい、開封したコーヒー豆を前に頭を抱えたばかりです。
当院薬剤科においても、他の医療機関と比較して非常に使用量が多く、在庫をたくさん備蓄しなければならない消耗品があります。
「分包紙」と聞けば、馴染みのある患者様も多いのではないでしょうか。
薬局で計量して調剤する粉末のお薬や半分に割った錠剤を包むほか、同じタイミングで服用する複数のお薬をひとつにまとめる役割などを持っているものです。
そのため、一度にたくさんのお薬を服用しなければならない患者様や、入所者様ごとに大量のお薬を管理しなければならない介護施設などにとって、欠かすことのできない資材となります。
さて、この分包紙ですが、当院で使用しているものはプラスチック製(昔ながらの紙製と比べると、透明なため中身の確認が容易でとても安全です)のため少し入荷量が減ってきており、だいぶ在庫が少なくなってきました。
世界的な石油製品不足のため、スナック菓子のパッケージが白黒印刷になったというニュースはまだ記憶に新しいかと思います。
原材料の欠品はもちろん、このような報道を受けてプラスチック製品の在庫量を増やそうとする医療機関が少なくなかったのも、分包紙不足の原因です。
当院薬剤科でも、この大切な資材を完全に欠品させてしまうことだけは避けたいため、分包紙の使用量を減らして在庫を何とか確保しようと尽力いたしました。
結果として、お薬を入れた分包紙の幅を、1包あたり8cmから6cmへと縮めることになりました。
見た目は数字以上に小さい印象を受けますが、今のところ患者様からは使いづらいという声も聞こえておらず、快いご協力に感謝するばかりです。
おかげさまで、当面は分包ができなくなる事態だけは回避できそうな予測となっています。
万が一、分包紙を切らしてしまい、お薬を包んでお渡しすることができなくなれば、困り果てる患者様はあまりにも多いと思われます。
そのような事態を招かぬよう、当薬剤科では日々工夫と節制に努めています。
今後もご不便をおかけすることがあるかと存じますが、どうかご了承いただきたく願います。
文責:薬剤科 木村

